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アニメ「タッチ」レビュー【3分で分かる】失われた双子の絆が泣ける青春野球アニメ

ぴのママ

この記事は、80年代アニメが大好きな男性ライターさんの原稿を元に、感想は「ぴのママ」が書いています。

「タッチ」は、野球をテーマにした作品としてはもちろん、心温まる青春物語としても評価が高いアニメです。野球の醍醐味や競技の熱さだけでなく、登場人物たちの青春の輝きや、切なさ、友情、挫折など、多くの感情が描かれています。

また、作中では登場人物の死という重大なテーマも取り扱われ、人間の心の奥深さや、生きることの喜びと悲しみ、葛藤など、深く考えさせられるシーンが数多く描写されています。このような心理的な要素を好む方にも強くオススメできる作品です。

さらに、「タッチ」の魅力は、主役はもちろんのこと、数多くの個性的な登場人物たちが物語を豊かに彩っています。彼らそれぞれには、独自の背景やエピソードがあり、視聴者の心に響くストーリーを持っています。

そのため、多くのキャラクターに感情移入することができ、作品への没入感が増していきます。

好みは人それぞれとは言え、「タッチ」は幅広い層の人々に感動を提供する、普遍的な魅力を持ったアニメ作品だと言えるでしょう。

もし興味のある方はぜひ最後まで読んでみてくださいね!

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  • 原作: あだち充(少年サンデー)
  • ジャンル: 野球、恋愛
  • 放送期間: 1985年-1987年
  • 話数: 全101話

※記事内の画像はイメージです。実際のアニメーションとは異なります。

アニメ「タッチ」あらすじ:一人の死とそれに続く変化

「タッチ」は、双子の兄弟・上杉達也&和也と、その幼なじみの女の子・浅倉南を中心とするお話しです。

いつも仲良くしていた3人ですが、ある朝、交通事故で和也が亡くなってしまいます。野球部のピッチャーとして有望だった和也に代わり、達也は野球部に入ります。そして、「南を甲子園に連れていく」という目標に向かって、強敵に挑戦していきます。

生前、和也は南のことが好きでした。それを知っていた達也は、弟を思いやり、自分は「南が好きだ」と言うことはありませんでした。しかし、南はもともと達也が好きだったのです。弟のために遠慮していた達也の、南に対する気持ちがどう変わっていくのか、恋愛模様にも目が離せません。

アニメ「タッチ」見どころ①:和也の死

達也と和也は、見た目は似ていますが性格は異なります。

弟の和也は、文武両道で野球部のエース。周りからの期待も高く、女の子にもモテモテです。

一方、兄の達也は周りからは「出来が悪いほう」として扱われています。それに対して反論もしないため、女の子にもモテません。しかし、幼馴染の南だけは、達也の優しい性格や、芯に秘める力を知っていたのです。

さて、夏の甲子園出場に向け、地方予選を勝ち進んでいた明星学園・野球部。

1年生ながらエースの和也の活躍で晴れて決勝の日をむかえますが、その日、試合が始まっても、待てども待てども和也はやって来ません。

待ちわびるチームメイトたち…。

観客席の達也のもとに、達也の友人・原田がやって来ます。原田の話を聞いた達也は、両親を連れタクシーに乗り込みます。原田に、南に病院名を伝えるよう言い残して…。

そして病院…。

廊下を急ぐ南。部屋の扉を開けると、横たわる和也の横に座る達也。この時の達也の名言は、「なつかしのアニメ」などでもよく取り上げられます。

「きれいな顔してるだろ。ウソみたいだろ、死んでるんだぜ、それで…。」

その後、高架下で泣きわめく南のシーンも有名です。

子どもの頃の記憶はそこまででしたが、大人になり、自分も親になってから観ると、数日経っても家の居間で抜け殻のようにボーっとする、双子のお母さんの姿に胸が痛みました。

亡くなるシーンというのは、やはり観ていても、とてもショッキングで、辛く哀しく重いものを感じさせられます。

しかし、達也は、そこから野球部に入ることを決め、自分の辛さより、和也を亡くして落ち込む家族や和也の友人を思いやります。周囲のためにも、なんとか前向きに生きようと奮闘する達也の姿には、心を打たれました。

そんな達也だからこそ、始めは反発していたチームメイトも、彼をかけがえのない仲間として受け入れるようになるのでした。

アニメ「タッチ」見どころ②:サブキャラクターたちとの絆

達也の周りには、様々な魅力的なキャラクターが登場します。相手チームの選手たちにもそれぞれのストーリーがあり、達也との関係も単なる「敵」に終わりません。そんな人間ドラマも、このアニメの魅力の一つです。

どのキャラクターのエピソードも良いのですが、私が特に好きなのは「松平孝太郎」とのエピソードと、「柏葉監督」とのエピソードです。

「孝太郎」は、もともと和也とバッテリーを組んでいたキャッチャーです。達也が野球部に入った当初には、顔が似ているだけで和也ではない達也のボールを受けようともしませんでした。それが、達也の人柄を知るうちに、達也を達也として信頼するようになるのです。その変化が、観ていてとてもエモいです。

「柏葉」は、物語の途中から赴任してきた監督です。野球の技術面はともかく、人間的な面ではかなり屈折した人物でした。チームメンバーと仲良くやろうなんて気は皆無。そんな監督に対しても、達也は恐がることも、憐れむこともなく、同じ人間として淡々と接していきます。

監督に放った達也のセリフで、「なくしたものをとり戻すことはできないけど、忘れてたものなら思い出せますよね」というものがあります。

普段は他人の言うことを受け入れようとしない監督が、達也のセリフに「オッ」となる展開も好きです。

アニメ「タッチ」まとめ

「タッチ」は、野球を背景にしつつ、友情と絆、そして青春の悲しみと喜びを巧みに描いた作品です。

それは、子どもの頃に観ても、そして大人になってからも、多くの感情や思いを抱かせる普遍的な魅力を持っています。このアニメは、ただのスポーツ物語ではなく、人生そのものの重さや深さを感じさせる、心に残る名作と言えるでしょう。

野球ファンはもちろん、青春の感動を求めるすべての人に強くおすすめします。

アニメ「タッチ」を視聴できるサービス

アニメ「タッチ」は、以下のサービスで視聴することができます。

動画配信

サービス名サービス内容
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Amazonプライム・ビデオレンタル/チャンネル
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注:動画配信情報は、2023年10月時点のものです。最新の配信情報は各動画配信サイトでご確認ください。

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このブログでは、今後も80年代アニメについて発信していきます。

お読みいただき、ありがとうございました。



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